- 清水寺参道 五条坂・茶わん坂
- 五条坂・茶わん坂について
- 五条坂・茶わん坂ネットワークとは
代表からのご挨拶
鴨川の清き流れと、なだらかな東山の緑の間、五条坂から茶わん坂を登り、清水寺に至る一帯は京焼・清水焼の発祥の地です。古来、数多くの名工、陶芸家が特異な技法や意匠を継承し、蓄積された技術的、精神的土壌と調和しつつ、現在さらに斬新で独創的な創作活動が行われ、日本各地の焼物界をリードしてきました。そして、その名品の数々を広く紹介し、消費者との仲介をすべく卸問屋や小売店も軒を連ね、互いに切磋琢磨し、まさに京都にあって固有の文化ゾーンを形成しています。
このような歴史的事実に鑑み、五条坂・茶わん坂一帯が陶芸を中心とする美術工芸の伝統と創造の拠点、焼物文化ゾーンとして再認識されることによって、地域活性化を図ることは大きな意味を持つと確信します。それ故に、この地で陶芸に携わる私たちは、文化の担い手として、創作活動、販売活動の職種の如何をとわず連携、協力するため五条坂・茶わん坂ネットワークを設立します。伝統と文化を守り、将来のよりよい町づくりの為に寄与し、一帯の魅力や活動を、国内外に広く紹介していきたいと思います。
山田悦央